おひとりさまの『たからもの』

ひとりの時間を大事にしながら生きていきたいやくとが、日々の生活で出会ったお気に入りを気ままに書き連ねていきます。

ロディアNo.12を身近に!トラベラーズノートパスポートサイズをメモカバーとして活用してみる

やくと、と申します。


いつの間にか世は春ですね。
長野もぼんやりと春霞(という名の針葉樹花粉及び黄砂、天敵)に包まれ、梅の開花が季節の移り変わりをにおわせます。


昨年とは違い職場での自分にかかわる異動もなく、周囲のメンツが変わってうれしいようなさみしいような精神的影響以外は、特段平凡な毎日。


少し時間ができてきた中で、新しい年度を迎えるにあたってついつい気にしてしまう、「紙とペン」を今回のネタにしたいと思います。



メモは取るが、管理できない

自分は本当に反射神経と石橋叩き割り思考で生きている人間です。


脊髄反射が作用してとりとめもなく行動しようとする体が、後ろ向きポジティブ思考に歯止めをかけられることにより、なんとなく理性を伴っているように見える。


付き合いの浅い周りの人からは「しっかりしている」と言われることが多いのですが、親密な関係になればなるほど「行動がよくわからない」という感想が増えてくるようです。
日常生活はそれでいいとして、一応常識らしきものを発揮して人間的社会性を発揮しなくてはならない仕事の世界では、さすがにそんな言動は許してもらえません。


人間らしい生活に必要なもの、それは筆記用具です。


思考を書きとめ、見返すことで内省し、自身の行動の指針とすることにより、いわゆる「常識的」な行動をとることが可能になるわけです。




……前置きが長くなりましたが、つまるところ、メモ帳を常に持ち歩き、何かあれば書きとめることの重要性は一応認識しているのです、こんなわたしでも。


ただし、立ちはだかる大きな壁があるのです。
書いた後のメモの管理、これが本当にヘタクソなのです。
完成度の低いものを手元に残しておくことが許せない性分から、生み出したその瞬間走り書きの紙そのものに対する感心がほぼ消失、紙そのものも消失。
結果的に、メモの有効活用ができない状態が続いているのです。


手帳はもっと苦手だったりする

じゃあ冊子を持ち運べば?、というのは当然の指摘なのですが、手帳のようなまとまった紙はもっと苦手。


なんとなく、「コレ一冊を統一感をもって使い切らなければならない」という強迫概念に圧殺されて、気軽な物書きができなくなってしまうのです。


世の中にはスケジュール管理用の手帳がたくさん存在しており、かつては自分も使っていました。
しかし、スマートフォンを購入し、職場のPCスケジュールボードを使うようになってからはもっぱら使わなくなりました。
改変がお手軽にできる、というのはデジタル管理のメリットそのものですね。


精神的に負担にならないおすすめメモ帳『ロディア

とはいえ、メモ帳はないとやっぱり不便です。
他人への意思伝達がスムーズにいくのは書き物のいいところですからね。


ぱっと書いて、もし失くしても心理的負担にならないメモ帳として、やくとが愛用しているのは、世界的に有名なブロックメモ帳『ロディア』。


www.bloc-rhodia.jp


いろんな種類がありますが、愛用しているのはドット印刷のNo.12(便宜上12番と呼びます)。
shop.quovadis.co.jp


定番は方眼のNo.11だと思うのですが、
①方眼の線の色が濃くて見づらい
②No.11は絶妙にサイズが小さくて書きづらい(ちょうどメモの角が手の平に刺さる)
という理由から、切り替えました。


方眼タイプの線は青みがかった線ですが、ドットタイプだと薄い灰色、いい意味で目立ちません


書き心地がよく裏移りしないしっかりした紙質の一方で、ミシン目から切り取って遠慮なく捨てられる思い切りのよさにしっくりきます。




半年以上前にこの運命的な出会いを経験してから、やくとはなんとかこの12番を持ち運びしたいと考えているのですが、なかなかいい手段がありません。


定番のNo.11には専用のメモカバーがあったりして、持ち歩きラクそうなのに…。

item.rakuten.co.jp

なんで12番にはないんだ!不公平だ!


新しい可能性『トラベラーズノート パスポートサイズ』

そんなときに発見したのがこちらの記事↓↓

schneuer.main.jp


12番のカバーに『トラベラーズノート』を使うという発想に目からウロコ。


トラベラーズノートとは、牛革素材のカバーシンプルなノートリフィルで構成されたシステム手帳の一種。
シンプルが故にカスタマイズにより「自分だけのノート」を作ることができる人気商品です。
www.tfa-onlineshop.com

サイズはA4の1/3サイズのレギュラーと、パスポートサイズの2タイプ。
今回話題にしたいのは、後者のパスポートタイプです。


やくとは前述のとおり手帳が苦手であるため、その存在は知っていたものの、実際に手にとったことはありませんでした。


でも、手帳として使うのでなければ、このサイズ感と見た目はとてもおしゃれでいい感じなのでは…?


うおお、これはきたんじゃないか。
夢が膨らむぜ!




というわけで買っちゃったぜ

思い立ったら吉日。


早速買ってきましたよ、トラベラーズノート パスポートサイズ。


開封の様子は、Googleで検索かけるとたくさん出てくるので省略(丸投げ)。
包装紙からしておしゃれなので、わくわく感がありますよ、ホント。


革の手入れ


店頭で長く置いてあったからなのか、革の手触りがかさかさしていてちょっと悲しい気持ちになったので、使用前に革の手入れをば。


靴磨用に持っていたレザークリームを塗りこんでいきます。
新しく買うか悩みましたが、既存のクリーム(M.モゥブレィブランド/乳化性タイプ/ビン入り/靴クリーム/ニュートラル)で十分と判断。
インターネットで検索すると、ニベアクリーム塗るといいよ!的なブログがヒットしますし、とりあえず要は何かしらの栄養があればいいんでしょうよ(適当)。


磨いている間はとにかく無心。
思っていた以上に乾燥していたようで、塗→乾拭→塗→乾拭→…と繰り返し、4回程度でいい感じのツヤが出てきました。


日頃から靴磨きなどで革を扱う習慣のある人は、同じ要領で大丈夫ですよ。


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あ、ちなみに色は茶です。


4月5日には限定色のオリーブエディションが発売開始となっているようですが、ここはベーシックで。
Amazonで2015年の限定色ブルーエディションを発見したときは思わず心が揺らぎましたが、金額を見て冷静になりました)


買ってきた直後はこすった跡が目立つマットな質感だったのですが、クリームをすりこんだら、全体的にツヤが出て傷が目立たなくなりました。
革の柔軟性も増していい感じ。


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手帳の裏面にある穴は手帳を括るゴム紐が通してあるもの。
クリームを塗るのに邪魔だったので、一時的にゴム紐を抜いてあります。


薄塗りで調節すればクリームもベタベタしないですよ。



ちょっとだけ手を加えて自分好みに

さて、トラベラーズノートの醍醐味と言えば、自分だけのノートを作れるカスタマイズ性の高さ。


中に綴じこむリフィルは勿論、カバーそのものや付属するゴムや栞紐まで、自分好みにカスタマイズする人が多いようです。


www.midori-japan.co.jp
公式HPでも「みんなのカスタマイズ」という紹介ページが作られてます。
皆さんすげー。


やくとも、手の付けやすそうな手帳のチャームと栞紐だけ取り付けてみました。


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市販のペンダントの鎖部分を取っ払ってチャーム風に加工。
素朴かつ珍しいモチーフにしたかったのでテントウムシにしてみました。


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栞紐にも、ペンダントについていた金具を再利用して小さなアクセントをつけてみました。


アクセサリー系統は銀色が好みなのですが、手帳の色が茶色なのでゴールドで統一。
黒の手帳ならシルバーも合うんじゃないでしょうか。



最終形お披露目

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はい、ひとまず完成。
本当は、画面左上に見える紐留め金具をなんとかしたかったのですが、まぁその辺はおいおい。



中に入れているリフィルは3種類。

❶ジッパー
カードケースとジッパーポケットが一体化したクリアリフィル
トラベラーズノート パスポートサイズ リフィル ジッパー (14316006)

❷クラフトファイル
含浸紙使用の簡易ポケット
トラベラーズノート パスポートサイズ リフィル クラフトファイル (14334006)

❸無罫
無地のMD用紙でできた自由帳
トラベラーズノート パスポートサイズ リフィル 無罫 MD (14370006)


構成を見ていきましょー。

【❶ ❷ ❶' ❸】

↑↑イメージはこんな感じ。
文章化すると何がなんだか…写真で見た方がいいですかね。


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開いてすぐに見えるのがジッパーリフィルのカードケース側。
ここにカードを入れなきゃいけないシチュエーションは今のとこ想定できないので、気に入ったデザインの紙を入れて表紙っぽくできればいいかな。



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今回の目玉、12番を収納してあるのが、次に綴じこんだクラフトファイル。


クラフトファイルの左半分はジッパーリフィルの左ポケットにすっぽり入れ込んで固定。
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切り取ったメモの一時保管場所に。


右半分のポケットに12番を差し込んでスティックのりで固定。
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ちなみに、12番の底板はかさばるので剝ぎ取りました。
クラフトファイルの紙はかなり安心感のあるしっかりした造りなので、底板なくても安定します。



12番をとりつけたクラフトファイルの次にジッパーリフィルのジッパー部を配置。
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今のところは付箋を収納してありますが、いかんともしがたい小物の一時収納スペースになる予定。



ジッパーの次には無罫リフィル
ここだけ連結バンドを使って留めてます。
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メモは12番で十分なので、あくまでお守りとして。
12番は使い捨て前提なので、保存が必要となる情報はこちらに書きなぐることになります。



無罫リフィルの裏面にはクリップを装着。
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サイズの参考。
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たまたま手元にあった午後ティー500mlと並べるとこんなんです。
レギュラーサイズだと、幅は変わらずに高さがペットボトルよりすこーし小さいくらいになります。


少し脱線して。

フリクションボール2 ビズ
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手帳用のペン、新調しました。


つるっとした引っ掛かりのないタイプのフリクションがあればいいなー、と思って探してみたら、ちゃんとあるもんですね。
黒・赤2色の回転式。
これでもちゃんとペン先0.38なのがすばらしい。


前述午後ティー比較写真にもちらっと写っていますが、手帳側面にゴムで留めておくと、邪魔にならず取り出しやすいサイズ感。
うーん、絶妙。


使い心地レビュー

今回のメインテーマは「ロディア12番をいかにして活用するか」なわけですが、結論から言うと完全に目標達成できました。


やっぱりメモそのものを裸で持ち歩くのって抵抗感がありますよね。
ペンや付箋は別立てになっちゃいますし、一体感がないというか。


その点この手帳型ケースだと、ひととおり必要な機能をひとまとめにできるので安心感が違います。
使ったメモもバラバラにならない!


また、シンプルな外観とコンパクトなサイズ感が相俟って、「トラベラーズノート」の名にふさわしく、やくとのような無精者でも持ち運びが苦になりません。
普段使いのコンパクトショルダーバッグのポケットにすっと収まる大きさなんです。
ジーパンのポケットに財布とか入れている人は、同様に扱ってOKじゃないかと思います。


基本的に持ち物は少なくしたい人間なので、これ以上大きいとしんどくなってくると思います。
よく考えられた大きさだと改めて感心しますね。


トラベラーズノートをメイン手帳として利用する人もたくさんいます。
というかそちらが主流だと思いますけど…。
リフィル次第で自分にあった使い方ができる自由度の高さを今回実感しました。


ひとつだけなんとかしたいのは紐留めの金具。
デザインは悪くないんですが、厚みがあって平置きの邪魔になりがちなんですよね。
また適当な金具を掘り出してきて交換しようと画策中です。



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長い道のりでしたが、ようやく12番が日の目を見る機会を得ました。


付属品は様子を見て調整すると思いますが、およそ運用方法を固めることができたので満足満足。


出費はそれなりに…まぁ春ですしいいんじゃないですかね(白目)。


ではではー。