おひとりさまの『たからもの』

ひとりの時間を大事にしながら生きていきたいやくとが、日々の生活で出会ったお気に入りを気ままに書き連ねていきます。

おひとりさま、オーストリアに行く - パスポート取得編 -

やくと、と申します。


この度、どこぞのドラマかと思うようなできごとが起こりまして。


おひとりさま、初めての渡欧。
オーストリアに行くことになりました。





「キミ、来月オーストリア行ってきて」

やくと「え」
課長「よろしくね」


普段から、反射神経で生きている人間ですが、思考が停止する経験はなかなかできるものではありません。
5分くらい自分は適任ではないと粘りましたが、聞き入れてはもらえず、ここに晴れて海外出張が決定しました。
その間、頭の中でぐるぐるしていたのは、「どうしてこうなった」、コレに尽きます。




事の始まりは、課長の気まぐれだったようです。


業務先進事例の視察のため、毎年何人か職員が派遣されることは知っていました。
でも担当部署ではないですし、採用職位も違う人たちの話。
「そうですか、お気をつけていってらっしゃい」程度の認識でした。


「業務上必要」という理由で、課長はメンバーに自分を加えるよう計画途中で担当者に指示。
が、部長に渡欧の話をしに行ったところ、やんわりとダメ出し。
そりゃあうちの課回らなくなりますもん、ダメですよ、普通。


それで誰か別の人、となったときに、どうやら白羽の矢が立ったらしい。


引きこもりの海外旅行

仕事は仕事、行けと言われたものは仕方ないです。
……仕方ないのです(白目)。


人生で国外旅行の経験は2回。


1回は、両親の結婚旅行同伴で、当時2歳。
もう1回は家族旅行で、当時12歳。
どちらもハワイです。


もう人生で海外旅行なんぞ行くことはないだろうと高を括っていたのですが、まさかヨーロッパに行くことになろうとは。


まぁ、決まってしまった以上は、よい経験と思って記録をつけてみるってもんでしょう。
旅行慣れした方のこういった記事はよくありますが、普段家の外に出るのも億劫な人間のレポートは数多くあるとは言えませんのでね。


旅行日は10月上旬。
さぁ、準備を始めましょうか。




パスポートを取得しよう

さて、前述のとおり最終旅行時の年齢が12歳ですから、やくとは今パスポートを所持していません。
海外旅行ですから、これがないと話になりませんね。
今回は、「世界で通用する身分証明書(外務省HPより引用)」である、パスポート取得手続きについて書くことにしましょう。


申請窓口

基本的に、各都道府県が窓口になるようです。


自分の県では、県の各所に存在する現地機関が申請窓口になっているため、そこに申請書類を持参することになりました。


必要な申請書類等一式(新規取得・期限切れの場合)

※今回は、手元にパスポートが存在していない状態から新しく発行してもらう必要があるので、「新規取得」に該当
 有効期限内のパスポートを持っている方の手続きとは異なります


基本的には以下の3つ。


戸籍謄本または戸籍抄本/1通
 → 住民票のある市町村で取得
   自分のものだけでいいならば抄本、家族全員分なら謄本が必要


写真/1枚
 → パスポートに表示されることになる証明写真
   後述しますが、パスポート用はルールが細かく定められているので注意


本人確認書類
 → お役所でよくある確認用書類
   運転免許証があれば一発


申請書は窓口で書いた方がいいと思います。
結構書き方厳しいので。



このうち、厄介なのは②。

まず前提として、これは証明写真なので、「かわいく写りたい★」という考えは払拭しましょう。
写真そのものが機械的に処理されるので、どんなにオシャレに写っていたとしても、規格を満たさなければ無慈悲にアウトです。


当然
スマホでパシャ → 画像加工アプリで目デカ肌ツヤ
カラーコンタクト装着★
前髪ファサー

N G で す
頭を切り替えましょうね。


ちゃんとありのままの姿を撮る覚悟をしていたとしてもなお、立ちはだかる問題は多いのです。


まず、写真の影
インターネットで探せばごまんと出てきますが、写真の影に関する差し戻しは後を絶たないようですね。
写真屋さんにお願いした場合はまぁまずないですが、自分で用意してきた写真を提出し、「ちょっと顔に影が出ちゃってますね…」は定番の様子。


やくとはまず最寄りの写真屋さんでお願いしたのですが、「うちは撮影所が狭くて影が出ちゃうので取扱いしてません」と断られました。
写真屋さんでもできない店があるくらいなんだから、素人が撮ってうまくいかないのはしょうがないですね。




そして、やくとがびみょーに引っかかったのが、メガネのフレーム


“色付きのレンズや反射・影があるものは不適当です。また、目を妨げる縁・フレームがないものに限ります。医療上必要とされない限り、サングラスや処方のない色付きの眼鏡は許可されません”


って外務省からの通知に書いてあるのですが、写真屋さんでは特段何も言われず、着用したまま撮影しました。
そのまま窓口に持ち込んで言われたのは、「フレームが黒目に被っているかもしれない」でした。
「かもしれない」であって、不受理にはならなかったですけどね。
(ダメだったら電話連絡されるらしいです)


石橋叩いて渡らない派な自分は、写真屋さんでも「大丈夫ですよね?いいんですよね?」としつこいくらい念押ししてきたんですけど、うまくいかないもんですね。
下手すると余計な費用もかかりますから。
次に撮影する機会があるなら、メガネは外して撮ります。




一歩前進

そんなこんなでガチガチに緊張しながら、窓口で申請書を作成し、ひとまず提出してきました。


パスポートが窓口に届くまで10日ほどらしいです。
それまではどきどき。


この記事を書きつつ、引換券をどこにしまったか忘れていることに気づいて内心焦っています。
もしこれから申請する人がいたら、大事にとっておいてくださいね。


ちなみに、引き換えのときには手数料を支払う必要があります。
現金ではなく証紙で。


新規申請で12歳以上かつ有効期間5年間の場合は、収入印紙9,000円分&収入証紙2,000円分を購入し、受領証に添付してパスポートを受け取ることになるのですって。
大体はパスポート申請窓口の近くに購入できる場所があるかと思いますので、ついでに買っておくと時間短縮になりますね。



パスポート申請が終わり、ようやく海外旅行スタートラインに立ったような感じです。
まだまだ準備の道のりは長い…引きこもりにはつらいですががんばります。


ではではー。



== 9月15日追記 ====

写真のことなど何事もなかったかのように、パスポート受領を済ませました
f:id:helloxxxx:20170915124829j:plain:h200


ちなみに、受領の際に持参するよう指示された紙を紛失してしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら窓口担当者の方に対応してもらいました
(紛失届を記載し、探すのに30分くらい時間がかかると言われ、時間をおいて出直しました)


受け取ったら、パスポートの最終ページに自分の情報を記載することを忘れずに!
(やくとは前述の紛失を内省し、すぐ書きましたよ!)